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納骨堂や葬儀・仏壇に関する情報を掲載しております。「納骨堂とはどんなもの?」「何を基準で納骨堂を選ぶべき?」「永代供養墓、樹木葬(樹林墓地)、散骨とは?」「通夜・告別式のマナー?」「仏壇の種類?」など、皆様の疑問にお答えいたします。

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正しく覚えよう、
仏壇の意味と役割

正しく覚えよう、仏壇の意味と役割

仏壇の起源をご存知でしょうか。あるいは仏壇の意味、役割については? 今回は知っているようで知らない仏壇の知識について解説します。

仏壇の起源を知ろ

結論から言うと、仏壇を購入するのにいつが良いという時期はとくにありません。仏壇は本来、本尊(仏や菩薩像など)を祀るための、いわば「家の中の小さなお寺」です。つまり、家の中で仏様に手を合わせるための場所(もの)が欲しいと感じたときに買うものなのです。
ただし、購入のキッカケは人それぞれです。すでに家に仏壇があるなら、仏壇が古くなって買い替えを考えることもあるでしょう。あるいは家を建てる際や引っ越しの際に購入を考える人もいます。

ここに出てくる仏舎が仏壇の祖型であるとして、現在では毎月27日は「仏壇の日」と決められています。また、飛鳥時代に作られた法隆寺の玉虫厨子は、最も古い仏壇の原型とも言われています。
その後、仏壇が一般の家に広まっていったのは室町時代、庶民の間にまで普及したのは江戸時代のことでした。江戸幕府が宗教政策として実施した寺請制度では、各家庭はいずれかの寺院を菩提寺とし、檀家になることが義務づけられました。仏壇はその証であり、そこから法要の際に僧侶を家に招いたり、お盆や彼岸の行事が行われたりといった習慣が定着しました。

仏壇の種類にはどんなものがある?

仏壇には、大きく分けて金仏壇と唐木仏壇の2種類があります。仏壇公正競争規約によれば金仏壇とは「表面を黒の漆等で覆い、内部の大部分 に金箔粉等を施した仏壇」です。また唐木仏壇とは「黒檀や紫檀、紫檀、 黒檀、鉄刀木などの木材、欅、 屋久杉などの日本の木材又はそれらを模した材料を使用した仏壇」のことを言います。
また、これら以外には現代の住宅事情に合わせてデザインやアレンジがなされた家具調仏壇、都市型仏壇と呼ばれる仏壇もあります。それらも原型は、金仏壇か唐木仏壇のいずれかということになります。

仏壇って何?……仏壇の本来の「意味と役割」

仏壇の「壇」とは、花壇や祭壇のように土を高く盛って上を平らにした場所、あるいは演壇や講壇のように通常より一段高く作った場所を指します。仏壇を見ると、最上段に仏像などを安置する檀が作られています。この壇を須弥壇(しゅみだん)と言い、これは仏教における聖なる山、須弥山(しゅみせん)をかたどったものです。須弥壇に安置された本尊が仏壇の中心存在であり、最上位にあるものです。つまり本来、仏壇とは本尊を祀る「家の中の小さなお寺」なのです。寺のミニチュア版とも言え、寺院に足を運ばなくても、信仰する宗派の本尊に対していつでも手を合わせることができるわけです。
しかし現代の仏壇には、もっと別の役割も備わっています。それが、先祖に対して敬意や感謝を表し、亡くなった家族の供養をするという機能です。そのため故人そのものである位牌も仏壇に安置します。これは主に江戸時代に仏壇が各家庭に普及して定着し、さらに年月を経て親しまれていくうちに自然に芽生え、浸透していった要素と言えるでしょう。

自分や家族にとっての仏壇とは?

家族など大切な人を亡くし、大きな悲嘆にくれている人を癒やすことはグリーフケアと呼ばれます。仏壇を前にして亡くなった人に手を合わせ、声をかけ、会話することはこのグリーフケアに繋がると考えられています。
同時に、仏壇と相対する行為には、残された家族同士の絆を深める効果もあるでしょう。遠くから足を運んできた親族や知人、友人も、仏壇を前にして手を合わせることで、故人を惜しむ気持ちをその家の人たちと共有し、分かち合うことができるはずです。また、仏壇の持つ効果のひとつに子どもたちへの情操教育を挙げる人もいます。

このように、仏壇の存在意義は時代とともに変化してきました。今、自分や自分の家族にとって仏壇がどんな意味や役割を持つのか、一度考えてみるのも良いのではないでしょうか。仏壇に対するスタンスが決まればどんな仏壇を選ぶかの指標になり、日常生活における仏壇との向き合い方も決まるはずです。仏壇とは何なのか? そんな疑問を抱くこともまた、仏壇について改めて考えるきっかけになるでしょう。

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