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仏壇の
掃除方法と注意点

仏壇の掃除方法と注意点

仏壇を長く使い続けるには、定期的な掃除をすることが欠かせません。そして仏壇の掃除は、ちょっとした特殊なコツを必要とします。今回は、仏壇や仏具を掃除する際に知っておきたいポイントについて解説します。

仏壇はいつ掃除する?

仏壇を掃除するのに、とくに決まった日はありません。仏壇をいつもきれいに保ち、長く使えるようにするには毎日でもほこりを払い、拭き掃除をすることが理想です。しかしなかなかそうもいかないという場合は、春の彼岸、夏の盆、秋の彼岸の前には掃除をするようにしましょう。さらに年末の大掃除や、命日にも合わせて掃除をするよう心掛けてください。

仏壇に必要な道具と手順は?

掃除する手順は以下のようになります。

  1. 仏具の配置などを忘れないようにメモを取るか写真を撮っておく
  2. 仏壇を仏間から取り出す
  3. 仏壇から仏具や引き出しなどを取り出す
  4. 仏壇のほこりを払う
  5. 仏壇の拭き掃除
  6. 仏具と引き出しなどの掃除
  7. クリームとセームクロスで仕上げ

唐木仏壇と金仏壇で掃除の仕方が違う

仏壇の掃除は、上から下へと順に毛バタキで、ほこりを払っていくことから始めます。次にもっと細かい部分を掃除しますが、唐木仏壇と金仏壇では掃除の仕方が変わります。

唐木仏壇は、通常の家具に近い感覚で掃除できます。ひどい汚れがあるところはぬるま湯につけて固く絞った布で拭いた後、乾拭きして水分を取り除きます。線香やろうそくの煙による汚れは、専用の洗浄液を布につけて拭くのが最も効果的です。煤汚れ用の専用洗浄液や蝋を取る除去液もあります。

一方金仏壇は、金箔部分を布で拭いたり、手で触ることは禁物です。金箔を傷めたり、剥がしてしまったりする可能性があるためです。このことは、しっかり覚えておいてください。基本的に金仏壇の掃除は、毛バタキで優しくほこりを払い、細かいところは刷毛や筆で払うようにして行います。手にも片手は、布手袋をしておくくらいの注意を払いましょう。もしも金箔部分の汚れがひどい場合は、金箔を掃除するための洗浄剤があるので、それを使う方法を試します。その場合も、注意書きに従って慎重に拭くようにしてください。

金箔以外には、漆塗り部分も水気に弱いので水拭きをするのは禁物です。また、ほこりや小さな砂粒などがついたままの状態で吹くと、傷をつけることになります。最近は同じ黒塗りでもウレタン塗料が使われていることが多いのですが、いずれにしろまずほこりを払ってから乾いた布で軽く拭くのが賢明です。また、仏壇の掃除が終わったら、仕上げに金箔以外の部分に薄く仏壇専用クリームを塗り、セームクロスで拭き取ります。こうすると、新品のような輝きが戻るのでおすすめです。

そのほかの仏具の掃除の仕方

仏壇とは別に、仏具もそれぞれ掃除が必要です。仏像は毛先の柔らかい筆を使ってほこりを丁寧に取り除きます。布で拭く、洗剤を使うといったことは損傷や劣化を招きかねないのでやらないほうが無難です。位牌も金箔や金粉部分は、刷毛や筆で撫でて掃除します。掛け軸も毛バタキか筆でほこりを取る方法できれいにしましょう。また、金属製の仏具は乾いた布で拭くのが基本です。汚れがひどい場合は、仏具用洗浄剤があるので活用しましょう。

仏壇や仏具は礼拝のためのものであると同時に、日本の伝統工芸品でもあります。大切な美術品を扱うように丁寧かつ慎重に、掃除することを心がけてください。隅々まで掃除するのはなかなか大変ですが、そのこと自体が先祖への供養の気持ちを表す作業でもあります。

なお、購入後20年、30年を経て汚れや傷みがひどくなった仏壇は、業者に依頼して分解して洗浄したり、伝統的な「仏壇の洗濯」と呼ばれるリフォームを施したりする方法もあります。ただ、とくに後者は費用が100万円以上かかることもあり、そう気軽に行えるものではありません。日頃から正しい掃除や手入れを行うことが、仏壇を長持ちさせるポイントであることを知っておきましょう。

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